FF7リメイクに期待してはいけない理由。不安と不満をぶちまけます。

 

※ 最初に拙い体験談を書いています。面倒臭い方は読み飛ばしてください。

 

FF7が発売された当時、私はまだ鼻の垂れた小学生だった。

 

その当時はまだプレステを持ってなくて、友達の家で初めてFF7をプレイしたんだけど、ミッドガルのオープニングムービーを観てビックリ仰天した。

 

スーファミ→プレステの進化は、当時の少年・少女たちの想像を遥かに超えていて、今でもこのときの衝撃は強烈に脳裏に焼き付いている。私は3秒ぐらいで購入を決意した。

 

中学にあがるとすぐにプレステを購入し、速攻で「バイオ2」と「FF7」を買いに行ったことを思い出す。特にFF7については、長年待たせていた恋人を迎えに行く気分だった。

「やぁ、待ったかい?マイハニー。もう君を離さないよ」と言ったかどうかは定かではない。たぶん言ってないと思う。

 

それからというもの、女装するクラウドに爆笑し、ゴールドソーサーのミニゲームをサルのように遊び尽くし、セフィロスとの最終決戦に固唾を飲んで挑む。そんな日々が続いた。ついつい夜更かしすることも1度や2度ではなかった。

 

リアルタイムでFF7をプレイしていた人なら誰もがそういう思い出を持っているはずだ。

FF全盛期を知らない若い世代は信じられないだろうが、30代・40代のおっさんゲーマーにとって、FF7は他のゲームとは比較できないぐらい沢山の思い出が詰まった特別なゲームなんだ。

 

…さて、昔を懐古するのはこのぐらいにしておこう。

 

じゃあ、来年3月に発売されるFF7リメイクはどうするのかと言うと、そりゃもちろん買うさ。だけどね、めっちゃ不安と不満を感じている。どういうことなのか説明していく。

 

ヨコスケ
FF7のファンは不安よな。ヨコスケぶちまけます。

 

ついに “禁断の果実” に手を出したスクエニ。

FFシリーズは言うまでもなく、スクエニ最大の”財産”である。その中でもFF7は飛び抜けた人気を誇るゲーム、いわば ”Top of the Top” だ。

 

正直、今のスクエニにはFF7を超える作品はない。いや、それどころか直近のFF作品の評価はドン底であり、FF13・15のレビューは目も当てられない。「まあまあ面白いゲーム」という水準にすら達していないのが現実だ。

 

個人的に、FF12は「クソゲー」、FF13は「とんでもないクソゲー」、FF15は「まあまあクソゲー」である。

 

そういうこともあって、FF7は更に神格化されており、全然関係ない外部の私から見ても、FF7は決して軽々しく触れてはいけない 禁断の果実 だと分かる。

 

実際、スクエニの元社長である和田氏は、2012年の株主総会の質疑応答において、「FF7のリメイクの予定はあるのか?」という株主の質問に対して次のように回答している。

FF7の声は非常に高い。社内でも作ろうという話が何度かあった。以前コンピレーションとしていくつか派生作品を出したが、ど真ん中(=リメイク)はやらなかった。いったんそれで一区切りだと考えている。

FFのブランドコントロールは難しいが、やっぱりFF7を超えるものは作らなければいけない。FF7を超えるものを作ったら、完全リメイクを考える。FF7を超えたかというと、残念ながら直近超えていない。

(中略)

ですから、FF7を作るというとうちのスタッフは大喜びすると思うが、それでは終わっちゃう感じがする。それはマズイなと。もっと次に挑戦してもらうために、FF7のリメイクをするとなるとものすごい本気にならなければいけないので。もうちょっと新しいものを作ったらねという話にしている。

(INTERMEZZO様「スクエニ株主総会2012 詳細レポート」より引用。なお、下線太字は筆者によるもの。)

 

和田氏は、はっきりと「FF7を超えるものを作ったら、完全リメイクを考える」と明言しており、それと同時にFF7を超える作品が出ていないことも自認している。

 

そのうえで、FF7を超える作品が出ていない状況においてFF7をリメイクすれば「終わっちゃう」ことも認識している。FFブランドの将来のことを考えての発言なんだろう。ファンとしては非常に理解できる。

 

ところが、2013年に和田氏が社長を退任し、新たに松田氏が就任するやいなや、FF15が完成すらしていないのに、FF7のリメイクを出すとコペルニクス的転換を見せた。

 

つまり、「FF7を超えるものを作ってから、FF7のリメイクを作る」というのは、決してスクエニ社内の確固たるコンセンサスなんかではなく、元から「FF7のリメイクを作らせろ」という現場の要望の方が強かったんじゃないかと思えてくる。野村さんとか、北瀬さんとか、野島さんとか、FF7の開発に携わっていた人を中心としてね。

 

私は、このような現経営陣の判断にとてつもない違和感を覚える。

 

もちろん、過去作のリメイクはご自由にやってくれて良いんだけど、FF7を超える大ヒット作が生まれていない状況でそれをやると、「私たちはFF7を超えるものは作れません」と言っているように聞こえるのだ。

 

こうして、自分たちの懐古趣味のために会社のお金とマンパワーを使っている野村氏、北瀬氏、野島氏…等々に対して、私の不安と不満は増幅されていく。

 

長すぎる開発期間。

今回のリメイクで作品が完結していればまだ許せた。

「やっとFF7に一区切りをつけることができたね。さあ、FF7はもういいでしょ。次にいきましょう」とすぐに切り替えられるからだ。

 

ところが、噂によればFF7リメイクは「3部作」の予定となっており、来年発売されるものは「第1部」であることが判明している。あくまで最初のミッドガルしかプレイできない。

 

…ん?第1部??

 

ちょっと待て。冷静になろう。

 

FF7リメイクが初めて世間に公表されたのは2015年のことだが、野村氏の過去のインタビュー内容から、開発自体は2014年からスタートしていることが判明している。

ということは、もし発売が延期にならずに順調に進んだとしても、来年の完成までに6年もの歳月をかけたことになる。第1部だけで。

 

…これが何を意味するかお分かりだろうか。

 

単純計算をすると、FF7リメイクを3部全て完結させるまでに18年(6年×3)かかることになる。もちろん、予算や人員を増やしたり、開発工程を変えることによって開発期間を短縮することは出来るだろうが。

 

………。

 

………。

 

………。

 

ねーねー、過去のコンテンツのリメイクに18年もかけるとかアホなの?

 

マジでこれである。

 

18年と言うと、0歳の赤ん坊が高校を卒業する年齢になり、オリンピックが4回開催され、ゲームハード機も2世代ぐらいバージョンアップしていてもおかしくないほどの長期間である。

 

FF7リメイクを心待ちにしているゲーマーも、完結する頃には40代・50代へと突入し、中にはとっくにゲームを卒業している人もいるだろう。

 

そんな人たちに対して、12年後に「FF7リメイク、遂に完結。」とか言っても、「まだやってたのか…」って感じである。

 

こだわりがあるのか知らんが、いくらなんでも開発期間が長すぎる。

グラフィックが綺麗になっただけのFF7ではダメなのは分かるが、今のスケジュールで開発を続けるのもダメだろう。それともスクエニは、FF7リメイクと共に心中する気なのか…?

 

ファンだからこそ「NO」と言おう。

FF7のリメイクを心待ちにしているファンの人に聞きたい。

 

それだけ長期に及ぶ開発期間を許容してまで、FF7リメイクをプレイしたいか?大切なFF7の思い出をぶち壊しにされるリスクがあったとしても?

 

過去のコンテンツにそれだけの時間とお金と労力を費やすぐらいだったら、新しいコンテンツを作ってくれって思わないか?それこそFF7を過去に葬り去るぐらいの名作をさ。

 

 

こちらの記事を書かれた現役ゲームクリエイターの方は、スクエニの現状を指摘したうえで「FF7リメイクは絶対に失敗する」とおっしゃっており、非常に参考になる。

たぶん、そうなんだろうと思う。明らかに最近のスクエニのゲームの作り方はおかしい。会社を私物化するような上層部のやり方に「NO」と言える人がいないんだろう。

 

だったら、せめて私たちファンだけでも「NO」と言おう。

 

私たちは、過去のコンテンツにしがみつくスクエニを見たいんじゃありません。既成の価値観をぶっ壊すような革新的なゲームを作り出すスクエニを見たいんです」ってさ。

 

まとめ

FF7のキャッチコピーは「それは、星の命運を懸けた戦い。」だったけど、FF7リメイクのキャッチコピーは、

 

それは、スクエニの命運を懸けた戦い。

 

になりそうである。

 

いくらFF7が名作とはいえ、過去のコンテンツのために社運を懸ける必要はない。第1部を発売して反応が微妙だったら、FF7リメイクプロジェクトは凍結して、次のプロジェクトに行って欲しい。

 

「何年かかってでも、FF7のリメイクが作りたいんです」って言う人がいるんだったら、その人たちを切り捨ててでも、スクエニは前に進むべきだと思う。それこそFF7と決別するぐらいの覚悟をもってさ。

 

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