【PS4】オープンワールドRPG「原神」のパクリ問題について。

 

オープンワールド型RPGが大好きな私の胸を躍らせる最新ニュースが飛び込んできた。

「崩壊3rd」で有名な株式会社miHoYoが、PS4向けにオープンワールド型RPG「原神」をリリースするというのだ(2020年予定)。

 

このゲームをざっくりと説明するなら、こんな感じ↓

ゲーム概要
  • モバイル/PC版もリリース予定。
  • アニメ調のキャラクターグラフィック。
  • ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドのような世界観のオープンワールド。
  • 「旅人」と呼ばれる能力の異なるプレイアブルキャラクターを操作する。
  • 「崩壊3rd」のような派手なアクション要素あり。
  • シングルプレイだけでなく、オンライン協力プレイも可能。

 

ヨコスケ
今日は、ゼルダの伝説BOTWのパクリ疑惑と中華ゲームの今後についてお話します。

 

「原神」はブレワイのパクリなのか?

ブレワイの影響を受けていると言うだけあって、確かに世界観は似ているように感じる。ただ、紹介動画を観る限り「パクリ」とまでは思わない。

 

その一方、クローズドβ版の動画を紹介したうえで、単に雰囲気が似ているというだけではなく、「一線を越えている」と主張する方もいらっしゃる。

原神は、ソースコードをBOTWからそのまま持って来たのではないかと感じるほど、挙動がBOTWと似ています。

また、基本は環境音になっているという音楽や、オープニングの演出、フィールドグラフィック、敵の攻撃、アイテムの出現や取得など、数々の演出がBOTWと同じです。

ゲームメモ様「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの真似ゲー、PS4で発売決定」より引用。

 

確かに、こちらの動画を観てみると、キャラクター以外は何から何までブレワイじゃねーか、と思ってしまうぐらい似ている。そりゃ騒ぎになるわけだ。

任天堂の権利を侵害しているかどうかはさておくとして、少なくともゼルダファンの反感を買っているのは間違いない。「中華ゲーム会社が開発していること」「パブリッシャーがSIE(ソニー)であること」なども影響して、批判が集中しているんだろう。

 

個人的な意見

前提

そもそも、任天堂がmiHoYoに対して権利侵害を主張しない限り、法的には何の問題もない。

当事者が問題にしていない段階において、部外者である私たちが「似ている!」「パクリだ!」と騒ぎ立て、挙句ソニーに対して「恥を知れ!」と批判するのは少し違う気がする。まずは、一番の当事者である任天堂の反応を待つのが先決じゃないだろうか。

 

任天堂が、ソースコードの盗用とか、著作権の侵害があったと主張するなら、粛々と裁判の中で事実を明らかにしていけばいいだけの話。いずれにせよ、部外者である私たちには関係がない。

 

あとは、ゲーマーとしての倫理観とか正義感の問題である。このゲームを認めるか・認めないか、愛せるか・愛せないか…等々。

ここから先は、1人のゲーマーとして原神に対して思っていることを話したい。

 

私見

私はぶっちゃけ中華ゲームの躍進に対して賛成である。

彼らが「海賊版」「模倣品」をグレー市場として持っていることについて、決して擁護はしないが、歴史的・文化的背景について一定の理解は示せる(中国のゲーム業界の事情については以下の記事が参考になる)。

中国のゲーム業界が持つ特異な点は、コンシューマ時代の開発経験の積み重ねがないこと、そして海外との公平な市場競争がなかったことだ。その状況の中で、創作意欲の高い人々は海外で成功したゲームを模倣しながらも中国ユーザーの需要を正確に把握した要素を組み込み、成功してきた。あまり褒められたものではないその歴史だが、今から考えると必然性も感じられる。

(中略)

国内ではゲーム開発・販売に関する資料が少ない。ネットで検索してもほぼ何もなく、ゲーム専門学校もないため、系統的な知識を勉強したいなら、おそらく留学するしかないだろう。こういう状況で、ほとんどの人はまず企業での就職を目指している。仕事で勉強するのが一番早く、企業で基礎を作ってから独立を目指すのが理想的だからだ。しかし、優秀な人材ならもちろん大手を目指せるが、中小企業は生存競争が激しく、入った企業が一発屋になる可能性がかなり高い。もし生きていきたいのなら、できるのはすでに成功した作品をパクるか、もしくは大手に買収される機会を待つかである。多くの人々は年数回の転職をしながら、やがて夢を諦めていくのだ。

unity「私の国、中国のゲーム文化をたどる」より引用。

 

この文脈の中で、今回miHoYoが開発した「原神」を見たときに、彼らが独自コンテンツを自由に作れる環境さえ整えば、日本のCS市場ぐらいだったらあっという間に飲み込めるんじゃないかと思えるほど技術力の高さに目が引かれるのだ。

(何度も言うように、ソースコードの丸パクリとかだったらダメだけど)

 

何と言ったって、相手は「2億人のオタク」である。

既にスマホゲーム界隈では、中華ゲームの躍進はすさまじく、ビジュアルや操作性といった点で、広く日本人に受け入れられている。いずれコンソールゲームについても同じ道を辿るのではないだろうか。

 

少なくとも私は、「クソおもんないガチャゲーム」や「既存IPに頼った量産型のキャラクターゲーム」をプレイするぐらいだったら、ルールに反しないことを前提として、ブレワイ並のクオリティのゲームをプレイしたいと思う。それが中国産だろうが日本産だろうが。

 

さいごに

日本のゲーム業界だって、ある種「パクリ」によって発展してきた市場である。

スーパーマリオの「横スクロールアクション」を模倣した作品なんて腐るほどあるし、ドラクエ・FFの世界観を真似しようとしたRPGも挙げればキリがない。

 

ただ、ひとつの前提として、そこには、オリジナルに対する「愛」とオリジナルを超えてやろうとする「情熱」があった。

だから、同じ横スクロールでも「ロックマン」のような名作が生まれ、同じRPGでも「テイルズシリーズ」のような毛色の異なる傑作が誕生してきたのだ。

 

ところが、昨今のコンソールゲーム市場では、開発費や技術者不足の問題もあってか、「この作品を超えてやろう」という気概は感じられず、採算のとりやすいスマホゲームの「パクリ」が横行している印象を受ける。これが、日本のゲーム業界が低迷している全ての元凶だと思う。

 

そこにきて、中華ゲームが圧倒的なマンパワーと予算をもって、日本のゲームを食う勢いで発展してきている。日本としては、嫌でも「国際競争」を意識しなければならないし、いつまでもガチャ課金に依存しているわけにもいかなくなってきた。

今の日本のゲーム業界を良く思っていない私からすれば、この傾向は大歓迎ってわけだ。

 

かなり「原神」の話題から逸れてしまったが、パクリ問題を聞いたときに、そんなことをツラツラと思った次第である。

 

2 件のコメント

  • ロックマンとかテイルズを引き合いに出すのはナンセンス。横スクとかRPG、最近だとバトロワとかMOBAはジャンルとしてそのシステムを共有するのは許されてきた。ただ今回の原神についてはまじで許せない。ソースコードを盗用しているか、そのまま使って裁判にならないように手を加えギリギリを攻めているかのどちらかだ。中国国内でまかりとおるのはいいとして、PS4で日本で発売、TGSでも堂々と出展。これのどこにリスペクトがあるのか。

    • 個人的には、任天堂に訴えてもらって、裁判で事実を明らかにして欲しいと思いますね。
      権利を侵害していないなら(事実が明らかにならないのであれば)、あとはユーザーの倫理観の問題。
      その倫理観の部分で許せないって意見は分かります。

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