キングダム・カム デリバランスの総合レビュー。戦闘をどのように評価するか。

 

これまでのトータルプレイ時間は50時間ぐらいだろうか。

それなりにキングダムカム・デリバランスをやり込んできたので、そろそろ総合的な感想を書いていきたいと思う。

たぶん、当ブログでキングダムカムを扱うのはこれが最後なので包み隠さず本音で書いていく。なお、ネタバレはないのでご安心を。

 

チュートリアル攻略記事はこちら↓

キングダム・カム デリバランスの序盤チュートリアル攻略(MAP付き)

2019年7月19日

 

チュートリアル終了後から「戦火の洗礼」までの攻略記事はこちら↓

【キングダムカム】チュートリアル終了後から「戦火の洗礼」までの攻略!金策のコツも教えます。

2019年8月4日

 

評価できるポイント

グラフィック、世界観、成長システム、史実に基づいたストーリー等々。

このゲームを評価できるポイントはいくつかある。

 

グラフィック・世界観

「どこに行っても景色が同じ」という不満はあるけど、中世ボヘミアの世界観を忠実に再現した(リアリティを追求した)という点で開発陣の意図は理解できる。

個人的には、装飾品や武防具のディテールもさることながら、建物内部を細かく作り込んでいたのが好印象。街の中を探索しているだけでワクワクしたのはウィッチャー3以来かも。グラフィックや世界観は本当に良かった。

 

成長システム

細かくステータスが設定された成長システムについても、個人的には面白かった。

レベル上げを課金で済ませてしまうカジュアルゲームが多い中で、コツコツと主人公を成長させていく昔のRPGみたいなシステムを採用したのはナイス。こういうの好きだわ。

 

「戦闘能力」や「話術」などの分かりやすいステータスに傾倒しやすい作りになっているのは少し残念だけど、これもある意味リアリティを追求したひとつの結果だろうね。

 

ストーリー

大絶賛できるストーリーではないけど、いかにも重厚なストーリーという感じで、飽きずに進めることができる。ボリュームも申し分なし。

固有名詞がたくさん出てくるものの、ボヘミアの歴史を詳しく知っておく必要はないので、そこは心配しなくても大丈夫。

 

評価できないポイント

とはいっても、やっぱり評価できないポイントはいくつかある。

 

ロード頻度・時間

鍋を食べる、寝る、マップを開く、といった行動をとるたびにいちいちロードが挟まるうえに、それが中途半端に長いのが地味にイライラする。

冗談抜きでアプデで何とかしないといけないレベルだと思う。こいつのせいでボディーブローのようにジワジワとストレスが溜まっていった。

 

見えない壁

オープンワールドを採用しているものの、「見えない壁」が多いのも非常に気になる。

主人公(+馬)は、ちょっとした崖すら登れず、ちょっとした草むらすら越えられず、ちょっとした川すら泳げない。

つまり、行けるところが多いように見えて、実はそんなに行けるところは多くない。「騙し絵」みたいな構造になっている。

 

特に腹が立つのが森・草むら。

コイツがマップの大半を占めており、主人公の行く手を大きく遮っている。ちょっとした草むらですら進入不可であり、誤って突っ込んでしまうと、身動きが取れなくなってしまうこともある(2~3回経験した)。

 

戦闘に対する評価

ただね、ロード時間や見えない壁は、そのせいでゲームをクリアできなくなる要素ではないし、まだ我慢できる。

 

…だが、戦闘。オメーはダメだ。

 

どんなにこのゲームのことを好意的に解釈しても、戦闘だけは受け入れられないし、戦闘のせいで、キングダムカム自体の評価を下げざるを得ない。

 

訳が分からないし、難しすぎる。

いやー、ホントに訳が分からん。

「相手の構えを見て、逆サイドを狙え」とか、「フェイントを使え」とか、「連続攻撃を使え」とか、色々テクニックがあるらしいけど、ヘンリー君の動きはとってもノロいので、まともに攻撃が通ることは皆無。

 

そのくせ、敵の動きは非常に軽快。

こちらのスタミナが尽きたところを見計らって、正確に連続攻撃を叩き込んでくる。「スタミナゲージが見えてんのか?」と言いたくなるほどに。

 

全く爽快感はなく、何が面白いのかサッパリ分からない。

ヘンリーのレベルを上げても、「ボス」や「複数の敵」が手ごわいことに変わりがなく、無双感を味わうことはできない。だから、戦略性があるのかないのかよく分からないクソみたいな戦闘システムに対してフラストレーションがひたすら溜まっていくことになる。

 

回避できない戦闘もある。

一切戦闘をしなくて済むんだったらまだ許せるけど、ストーリー上、どうしても避けられない戦闘もあるから困る

開発者は、「戦闘は全て回避できます」と言っているけど嘘だからね。避けられない戦闘もあります。

 

だから、「戦闘が面白くない」とプレイヤーが考えていたとしても、嫌でもこのクソみたいな戦闘に付き合わないといけない。

なんで、そういう作りにしたんだろうか。理解不能である。

 

まとめ

以上をまとめると、

「グラフィックや世界観は非常にクオリティが高く、中世ボヘミアを冒険している没入感も味わえるが、戦闘が全て台無しにしている」

という感じ。総合評価は50点ぐらいかな。

 

何と言うか、リアリティの追及の仕方がおかしいんだよ。

世界観とか、主人公のステータスとか、ストーリーとか、リアリティを厳しく追求している一方で、「どこでも呼び出せる馬」「主人公のステータスを上げる薬」など、非現実的な設定も併存させている。

つまり、リアリティを突き詰めていくと、どうしてもゲームプレイに支障が生じてしまうので、ある程度虚構も混ぜましょう…という意識は持っているわけだ。

 

しかし、こういう意識を持っているにもかかわらず、戦闘に関してはプレイヤー側の都合はガン無視であり、難易度の調整ができない戦闘を用意するなどして開発者側のエゴを押し付けてきている。

(同じくリアル志向のRDR2は、ミッションを3回失敗するとスキップできるようにするなどの救済措置を用意している)

 

しかも、サブクエはほぼ全部無視できるように作っているのに、なんで戦闘については不可避なんだろう。リアリティの追及の仕方がちょっとおかしいように思う。

まあ、そういうわけで非常に惜しいゲームだなと感じる。

 

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